手洗いの重要ポイントと正しい方法
米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、手洗いは感染症拡大を防ぐ最も手軽で実践的な方法のひとつです。温かく清潔な流水と石鹸が基本ですが、いずれかが不足している場合は、アルコール濃度60%以上のアルコールベースの手指消毒剤を併用してください。
洗う時間
- CDCは石鹸と温かい流水で最低20秒間手を洗うことを推奨しています。指関節、指の間、手首までしっかりこすりましょう。時間の目安は、ハッピーバースデーの歌を最初から最後まで2回歌う間です。
手を洗うべきタイミング
- 食事の前後、食材を扱う前後
- トイレ使用後
- 病人の世話の前後
- くしゃみや鼻をかんだ後
- ゴミや動物の排泄物を扱った後
- 切り傷や創傷の処置の前後
石鹸の種類
- 一般的な固形石鹸や液体石鹸は、油分を除去し細菌の繁殖場所を減らす効果があります。多くは水酸化ナトリウム(苛性ソーダ)を含み、細菌を殺菌します。
- 抗菌石鹸はトリクロサンなどの防腐剤を配合し、細菌数をさらに低減します。効果を得るには30~45秒間しっかりこすり合わせる必要がありますが、過度の使用が耐性菌の出現につながる可能性が指摘されています。現時点で確固たる研究結果はありません。
手指消毒剤
- アルコール濃度60~95%の消毒剤は、エタノール、イソプロパノール、またはその混合物で、最も殺菌効果が高いとされています。使用時は硬貨サイズの量を手全体に広げ、少なくとも30秒間こすり合わせます。
- 消毒剤は石鹸と水による手洗いの代替にはなりません。汚れや油分が残っていると効果が低下するため、まず石鹸で手を洗い、乾いた後に消毒剤を使用してください。飲食業務では食材を扱う前後は必ず手洗いを行い、医療現場では患者間の移動時に消毒剤を使用し、食べ物や人体排泄物を扱った場合は必ず石鹸で手洗いします。
