オゾンと酸素水の活用法
オゾン処理(オゾン化)
オゾン(O₃)は、通常3〜5%のオゾンと95%の酸素からなるガス混合物として、水処理プラントで原水に拡散させることで消毒に利用されます。クロロリンに比べて殺菌効果が高く、同時に水中のミネラルを酸化して除去します。
オゾンは半減期が30分未満と短く、分解すると酸素(O₂)に変わります。その結果、分解過程で溶存酸素濃度が一時的に上昇します。
水の酸素化
オゾン、高純度酸素、または単なる圧縮空気を使用して水に気泡を通す(バブルさせる)ことで、溶存酸素量を増やし水を酸素化できます。
圧縮空気は、湖や河川で溶存酸素が低下し水生生物に危機が及ぶ場合に、酸素レベルを引き上げる手段として広く利用されています。
オゾン処理を酸素化に利用することの問題点
オゾン処理は主に原水の消毒を目的としているため、湖沼や河川の溶存酸素を増やす手段としては適していません。オゾンは酸素を供給しますが、同時に強力な酸化作用があり、生態系への影響が懸念されます。
飲料水においては、オゾンによる消毒とミネラルの酸化は有益ですが、溶存酸素を増やすこと自体が健康効果をもたらすわけではありません。したがって、飲料水にオゾンを追加する主目的を「酸素増加」とするのは、コストとプロセスの複雑さを考慮すると不適切です。
