コレステロール低下薬の種類と特徴
高コレステロールは心筋梗塞など深刻な健康リスクをもたらします。食事制限や運動で改善できない場合は、薬物療法が必要です。ここでは、コレステロールを下げる主な5種類の薬剤とその特徴を紹介します。
スタチン
スタチンは最も一般的に処方される薬で、肝臓がLDL(悪玉コレステロール)を取り除く働きを高めます。副作用はまれで、主に軽度の胃腸症状です。1日1回の服用で、リピトール、クレストロ、ゾコールなどが代表的です。
胆汁酸樹脂
胆汁酸樹脂はスタチンと併用されることが多く、腸内で胆汁酸に結合して体外へ排出させ、コレステロール生成を抑制します。副作用は胃の不快感や便秘が主です。錠剤または水に溶かす粉末で服用し、ウェルコール、プレバライト、コレスチドなどがあります。
フィブラート
フィブラートは主に中性脂肪(トリグリセリド)を減少させ、HDL(善玉コレステロール)を増加させます。1日2回、朝と夕方に服用し、代表的な薬はロピドです。副作用は稀ですが、胃腸症状が報告されています。
コレステロール吸収阻害薬
この薬は腸でのコレステロール吸収を阻害し、単独でもLDLを約18〜20%低下させます。スタチンの副作用が強い場合に併用されることがあります。代表的な薬はゼチアで、1日1回服用します。
ニコチン酸(ナイアシン)
ビタミンB群の一種であるナイアシンは、LDLを下げ、HDLを上げ、トリグリセリドも減少させます。低用量から開始し、徐々に増量しますが、自己判断での服用は肝障害、痛風、血糖上昇など重篤な副作用を招く恐れがあります。
