セロトニンを高めるハーブと栄養素

セロトニン(5-ヒドロキシトリプタミン、5-HT)は、脳内で神経伝達物質として働き、脳の各部位間で電気信号を伝達します。脳だけでなく、消化管や血小板にも存在し、気分、心機能、体温調節、性機能、食欲、睡眠パターンに影響を与えます。

セロトニン欠乏症候群:原因

  • ホルモン変化、長期間の強いストレス、偏った食事、遺伝的要因、代謝不良、消化器障害、薬物乱用、毒素などが関与します。

セロトニン欠乏症候群:症状

  • 軽度から重度のうつ、焦燥感やパニック発作、不眠・疲労、強迫性障害、行動問題、集中力低下、無気力、自己評価の低下などが現れます。

セントジョーンズワート(St. John's Wort)

  • セントジョーンズワート(Hypericum perforatum)は、米国・ヨーロッパ原産の黄色い花を咲かせる植物です。古くから様々な疾患の治療に用いられ、近年はセロトニン不足によるうつ症状の軽減に効果があるとされています。臨床研究では、200〜1000 mg(ハイパーシン0.3%標準化)を1日摂取することが推奨されています。
    注意点として、日光過敏症(特に色白の方)、妊娠・授乳中の使用は避ける、アルコール摂取や他の抗うつ薬との併用は禁忌、使用中は血圧測定を定期的に行うことが推奨されます。

ジンセン(Ginseng)

  • ジンセン(Panax ginseng)は、葉が広がり花と赤い実をつける植物で、乾燥した根が中国医学で何世紀も利用されてきました。研究によると、軽度のうつや不安の症状緩和に効果があるとされています。推奨摂取量は1日200 mgです。副作用として、性機能障害、吐き気、頭痛、下痢、不眠、食欲減退、陶酔感、めまいなどが報告されています。

トリプトファン(Tryptophan)

  • トリプトファンは必須アミノ酸の一つで、食事からのみ摂取できます。セロトニンの前駆体であり、脳内でのセロトニン合成に重要な役割を果たします。推奨摂取量は1日0.2 gで、一般的な食事からは1〜1.5 g摂取していますが、そのうち脳に届くのはごく一部です。トリプトファンを多く含む食品は、七面鳥、鶏肉、牛肉、卵、白米、牛乳、ジャガイモ、バナナ、サーモンなどです。

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