砂漠バイオームの食用植物

砂漠バイオームは降水量が極めて少ない地域で、寒冷砂漠、熱帯乾燥砂漠、乾燥砂漠、沿岸砂漠の4種類に分けられます。共通点は雨が少なく過酷な環境で、多くの生物が生き残るのが難しいことです。そんな厳しい条件に適応した植物の中には、食用になるものも存在します。

樹木

  • 砂漠に自生する樹木の中には食べられる実をつけるものがあります。代表例として、砂漠ハックベリー、ヤシ、イチジク、マガリア、オリーブがあります。カリフォルニアファンパームはソノラ砂漠やモハーベ砂漠に分布し、実の種子はペーストにして料理に利用できます。実は浸して甘い飲料やゼリーにしたり、中心部の髄(すい)を茹でて食べることも可能です。砂漠ハックベリーは低木状の樹で、甘酸っぱい果実をつけます。

食用サボテン

  • サボテン科に属するサボテンは、乾燥に強い葉の代わりにトゲ状の葉肉を持ち、水分保持に優れています。食用サボテンと非食用サボテンに大別され、食用種としてはウチワサボテン、クリスマスサボテン、サグアロウサボテン、樽形サボテンなどがあります。樽形サボテンにはフック付き樽形やコヴィル樽形などがあり、ウチワサボテンは約12種が知られ、肉厚のパッドは大きな葉に見えます。代表的な種にはビーバーテイル、ブラインドウチワ、ビアードウチワ、ハリネズミウチワ、ロウウチワがあります。

低木

  • 砂漠で最も一般的な低木の一つがメスキートです。主な種はスクリュー豆メスキート、ベルベットメスキート、ハニーメスキートの3種です。落葉性で豆のさやをつけ、さやは粉砕して「メスキート粉」と呼ばれる甘味のある粉に加工されます。フルクトースが豊富で甘い味が特徴です。四葉塩低木は食用の種子を産み、種子は生で食べるかオートミールのように調理できます。また葉も生食または加熱調理が可能です。

野花

  • 黄色いミツバチの花(イエロービープラント)は食用の野花で、葉はビタミンAが豊富です。加熱しても生でも食べられます。チアは食用の野花の代表例で、種子はチアフラワーとして粉にしたり、水に浸して冷たい飲料にしたりします。

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