低炭水化物ダイエットの安全性
制限型(総炭水化物摂取制限)
国の栄養ガイドラインは、1日の総エネルギーの45〜65%を炭水化物から摂取することを推奨しています。総炭水化物摂取量を大幅に減らす低炭水化物ダイエットは、この範囲を下回ります。炭水化物は体の主要エネルギー源であり、脳の好む燃料でもあります。炭水化物が不足すると、体は脂肪をエネルギー源として利用し、ケトーシスと呼ばれる状態になることがあります。ケトーシスは頭痛、疲労、イライラ、脱水などの症状を引き起こす可能性があります。また、腎臓病、糖尿病、肝臓疾患を持つ人や授乳中の女性は、栄養不足や赤ちゃんへの影響が懸念されるため注意が必要です。
削減型(高GI炭水化物の制限)
「悪質炭水化物」とは、血糖指数(GI)が高く、血糖値を急激に上昇させる炭水化物を指します。低GIダイエットでは、GIが中程度から高い炭水化物を制限し、低GIの食品を中心に摂取します。現在のところ、この方法が特別な安全リスクをもたらすという報告はありません。
推奨されるアプローチ
体重減少は、消費カロリーが摂取カロリーを上回ったときに起こります。最も効果的なのは、すべての栄養素をバランスよく摂取しつつ、総カロリーを減らす食事です。2009年に『New England Journal of Medicine』に掲載された研究では、炭水化物、たんぱく質、脂質の比率に関わらず、カロリー制限を行うダイエットは体重減少につながると示されています。
