低脂肪食の弱点とリスク
低脂肪食は脂肪や油の摂取を制限し、赤身肉を中心に揚げ物を避ける食事法です。かつては乳がんや心臓病、大腸がんのリスク低減に効果があると考えられていましたが、メリーランド大学医療センターの研究では、これらの疾患に対する有意な効果は確認されていません。
空腹感
低脂肪食は満腹感が得にくく、食事後に空腹を感じやすいです。その結果、脂肪が少ないと考えてジャンクフードを過剰に摂取してしまうことがあります。米国退役軍人省は、たんぱく質と脂肪の摂取量が多い低炭水化物食の方が満足感が得られ、過食を防ぎやすいと指摘しています。
脂肪の量への過度なこだわり
低脂肪食は脂肪摂取量を抑えることで健康と体重管理を目指しますが、ハーバード公衆衛生大学院は、摂取カロリーに占める脂肪比率自体が長期的な健康に大きく影響しないとしています。重要なのは脂肪の種類です。トランス脂肪は心臓や脳に悪影響を及ぼします。飽和脂肪やトランス脂肪を自然な植物油に置き換えることで、心疾患や糖尿病のリスクを低減できます。
健康リスク
極端な低脂肪食は短期的に健康問題を引き起こす恐れがあります。総エネルギーの15%未満の脂肪しか摂取しないと、善玉コレステロール(HDL)の量が減少し、心血管疾患のリスクが高まります。特に幼児、妊婦、高齢者、糖尿病患者は影響を受けやすいです。脂肪は総カロリーの約30%を占めるのが理想とされています。
