栄養評価の4つの重要項目

最適な栄養状態は健康に大きく影響します。栄養評価では、管理栄養士が年齢・性別・体力レベル・既往症などの情報を収集し、現在の栄養状態を推定します。この情報を基に、適切なケアや食事指導が行われます。評価は大きく4つの要素から構成されます。

医療歴

医療歴は栄養評価の重要な要素です。過去・現在の疾患について質問されます。疾患は栄養不足を招くことが多く、化学療法や放射線治療などの治療も栄養欠乏の原因となります。また、現在服用している薬剤(経口避妊薬、コレステロール低下薬、不安薬、βブロッカーなど)も栄養素の吸収や代謝に影響を与えるため、必ず報告します。

食事歴

食事歴は、摂取量だけでなく、食べる食品の質も評価対象です。低品質な食事が続くと栄養欠乏が起こります。管理栄養士は食事パターンを把握し、どの栄養素が不足しているかを分析して、改善策を提案します。

身体検査

身体検査では、髪、歯、皮膚、爪の状態から栄養状態の手がかりを得ます。髪の薄毛や皮膚トラブル、爪のもろさ、歯の問題は栄養不足のサインです。また、除脂肪体重や体脂肪量の測定も行い、全体的な体の状態を評価します。

体組成

体組成のバランスが崩れると、糖尿病や心血管疾患などのリスクが高まります。食生活の偏りや過食、運動不足が主な原因です。管理栄養士は骨密度、除脂肪体重、体脂肪率を測定し、健康的な除脂肪体重と体脂肪の比率を目指す指導を行います。特に腹部や腰回りに脂肪が蓄積すると、特定の疾患リスクが増大します。

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