ビタミンEとビタミンCの違い
人間は正常に機能するためにビタミンやミネラルが必要です。代表的な脂溶性ビタミンであるビタミンE(α-トコフェロール)と、水溶性ビタミンであるビタミンC(アスコルビン酸)は、どちらも抗酸化作用がありますが、吸収・利用・排泄の仕組みが異なります。
溶解性の違い
ビタミンCは水溶性ビタミンであり、体内への吸収には水分が必要です。一方、ビタミンEは脂溶性ビタミンで、脂肪と一緒に摂取されることで効率的に吸収されます。どちらも活性酸素(フリーラジカル)から細胞を守る抗酸化剤として機能します(米国国立衛生研究所・栄養補助食品オフィス参照)。
主な役割
ビタミンCはフリーラジカル除去に加えて、コラーゲン合成や鉄の吸収を助けます。ビタミンEは免疫機能の維持に寄与し、血管を拡張させることで血栓の形成を抑制します。
推奨摂取量
米国のデータによると、多くの成人はビタミンEの推奨量を満たしていません。18歳以上の成人は1日最低15 mgのビタミンEが必要です。一方、ビタミンCは食事から十分に摂取できているとされ、成人男性は1日90 mg、成人女性は1日75 mgが目安です。
過剰摂取のリスク
脂溶性のビタミンEは体内に蓄積しやすく、過剰に摂取すると中毒症状を起こす可能性があります(南カリフォルニア大学病院)。水溶性のビタミンCは余分な分は尿中に排泄されるため、過剰症は稀ですが、極端に大量摂取すると腎結石のリスクが上がります。
主な食品例
ビタミンEはヒマワリ油やサフラワー油などの植物油、ナッツや種子に豊富です。また、一部のシリアルやジュース、マーガリンはビタミンEとCが強化されています。ビタミンCは柑橘類が代表的で、ケール、イチゴ、ジャガイモ、ブロッコリー、アボカドなどの野菜・果実にも多く含まれます。
