牛乳と乳製品に含まれる成分

水分

牛乳は約90%が水分です。乳腺で合成された水分は、血流の促進や栄養・老廃物の輸送、関節の潤滑、体温調節など、体に様々な役割を果たします。

炭水化物

炭水化物は人間の主要エネルギー源で、牛乳中の主成分は乳糖です。乳糖はブドウ糖とガラクトースからなる二糖で、腸で乳糖分解酵素(ラクターゼ)により分解されます。ラクターゼが不足すると乳糖不耐症になります。牛乳は約5%の乳糖を含み、チーズなどの乳製品は発酵過程で乳糖量が変化します。

たんぱく質

たんぱく質はアミノ酸から構成され、必須アミノ酸9種をすべて含むものを完全たんぱく質と呼びます。牛乳は約3%のたんぱく質を含み、飼料や品種により変動します。主なたんぱく質はカゼインとホエイ(乳清)です。

脂質

牛乳や乳製品の脂肪含有量は3.5〜6%で、飽和脂肪酸が約65%、一価不飽和脂肪酸が29%、多価不飽和脂肪酸が6%です。脂肪は余剰エネルギーの貯蔵形態で、長時間の運動時にエネルギー源として利用されますが、過剰摂取はコレステロール上昇のリスクがあります。

ビタミン・ミネラル

牛乳はビタミンA、D、C、E、K、B1、B2、B6、B12を含み、加工時に添加されることもあります。例えば、240ml(8オンス)の牛乳はビタミンDの1日推奨量の約50%を供給し、血中カルシウムとリンのバランス維持に寄与します。

ミネラル面ではカルシウム、鉄、カリウム、塩化物、リン、硫黄、ナトリウム、マグネシウムが含まれ、同量の牛乳はカルシウムの1日推奨量の約30%を提供します。骨や筋肉の成長・維持に最適な栄養源です。

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