糖アルコールとは?種類と特徴を徹底解説

糖アルコール(ポリオール)は、果実やベリーに自然に含まれる低カロリー甘味料です。炭水化物に分類されますが、血糖値を上昇させません。体内での代謝は砂糖(蔗糖やコーンシュガー)より遅く、血糖への影響が緩やかです。『無糖』や『砂糖不使用』と表示された加工スナックや飲料には、マルチトール、ソルビトール、キシリトール、あるいは水素化でん粉加水分解物(HSH)といった糖アルコールが使用されていることがあります。糖アルコールは天然の甘味料であり、人工甘味料とは異なり、食品添加物として化学的に加工されたものではありません。

ソルビトール

ソルビトールは果物や野菜に自然に存在し、トウモロコシシロップから製造されます。甘さは蔗糖の約50%で、血糖値を上げにくい特徴があります。マニトールなど他の低カロリー甘味料に比べ、下痢を引き起こすリスクが低いとされています。無糖ガム、キャンディ、エナジーバー、エナジードリンクなどに広く使用されています。

「無糖」スナックでも糖アルコールが含まれることがあります。

マルチトール

マルチトールはチューインガム、チョコレートケーキ、デザート、スナック菓子、アイスクリームなどに利用される糖アルコールです。甘さは蔗糖の約75%で、クリーミーな食感を付与します。虫歯の原因にならず、歯磨き粉やマウスウォッシュの甘味付けにも採用されています。

糖尿病患者向け飲料に使用され、血糖上昇が緩やかです。

キシリトール

1960年代から食品添加物として使用されているキシリトールは、わらやトウモロコシの芯、果実、キノコ、野菜、シリアルに自然に含まれます。体内でも通常のグルコース代謝過程で生成されます。樺や広葉樹から蒸留されることから「木糖」とも呼ばれ、甘さ・テクスチャ・粘度は砂糖に匹敵しながらカロリーが低いのが特徴です。後味がなく、速く溶け、口の中で爽やかな冷感を与えるため、ブレスミント、チューインガム、デンタルフロス、歯磨き粉、マウスウォッシュに頻繁に使用されています。

アルコール飲料に含まれるエタノールは糖アルコールではありません。

水素化でん粉加水分解物(HSH)

HSHはトウモロコシ、小麦、ジャガイモのでん粉を水素化・加水分解して得られる副産物で、低カロリーのシロップ(バルク甘味料)として利用されます。大量生産が可能でコストが低く、キャンディやスナックケーキに添加されます。また、歯科用製品やマウスウォッシュにも使用されています。

低脂肪ヨーグルトのラベルで甘味料の種類を確認しましょう。

使用上の留意点

糖アルコールは適量であれば、健康的でバランスの取れた食事の一部として利用できます。ただし、低カロリー甘味料は人工甘味料とは異なり、過剰摂取は甘味への欲求を高め、体重増加につながる恐れがあります。カロリーが少ないからといって必ずしも健康的・低脂肪とは限らないため、すべての低カロリー食品のラベルを確認し、総合的な栄養バランスを考慮することが重要です。

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