黒甘草(ブラックリコリス)の効能とリスク
免疫力向上
甘草はインターフェロンの産生を促し、ウイルスやインフルエンザAなどの感染から体を守ります。根に含まれるグリチルリチン酸は抗菌・抗ウイルス作用があり、フラボノイドは強力な天然抗酸化物質としてがんや心臓病のリスク低減に寄与します。
抗炎症作用
甘草は副腎皮質ホルモンであるコルチゾールのバランスを調整し、炎症抑制に役立ちます。グリチルリチンは必要に応じてコルチゾールの生成を促し、過剰時には分解を促進します。
胃潰瘍への効果
胃潰瘍は胃粘膜の傷です。甘草は治療に用いられますが、効果は研究によりまちまちです。ある100人を対象とした試験では、6週間の甘草投与で22人の潰瘍が消失し、90%が症状改善と報告されています。
口内炎の緩和
メリーランド大学医学センターの小規模研究では、脱グリチルリチン甘草(DGL)を温水で溶かして1日4回うがいすることで、口内炎の痛みが軽減されたとされています。
消化不良の緩和
イベロガストというハーブ製剤(甘草、ペパーミント、カモミールを含む)は、消化不良による痛みや不快感を和らげる可能性が示唆されています。
リスクと副作用
過剰に甘草を常用すると、体内のアルドステロン濃度が上昇し、頭痛や血圧上昇、心血管系の問題を引き起こす恐れがあります。血圧や心臓に問題がある人は、1日5g以上の摂取は避けるべきです。
