脂質の特徴とは何か?

脂質は脂肪、ワックス、リン脂質、油などを含む広い化合物群で、共通の化学的骨格を持ちつつも種類によって微妙に性質が異なります。

化学的性質

  • 脂質は疎水性で水に溶けません。分子の尾部は疎水性ですが、リン脂質や脂肪酸のように頭部が親水性になるものもあります。このように極性が異なる二つの端を持つため、脂質全体は非極性であり、水(極性)とは混ざりません。そのため油や脂肪を水に入れると分離した状態が目に見えます。

エネルギー源としての役割

  • 油脂や飽和脂肪などの脂質は食事に多く含まれ、1gあたり約9kcalのエネルギーを供給します。過剰に摂取すると、特に飽和脂肪や部分水素添加脂肪は体内に蓄積され、コレステロール上昇などの健康リスクを招く可能性があります。

有機化合物としての特徴

  • すべての脂質は炭素を含む有機化合物です。炭素原子の結合様式が脂質の種類によって異なるため、性質も微妙に変化します。例えば、水素結合が多い水素添加脂肪は室温で固体になることが多く、炭素間に二重結合が多く水素結合が少ない脂肪は液体となります。

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