PABA(パラアミノ安息香酸)の利用と安全性

PABA(パラアミノ安息香酸)は有機化合物で、日光防止や代謝支援など様々な効果が報告されています。主にヒマワリの種子、レバー、ビール酵母、小麦胚芽、卵、モラセスなどの食品に含まれ、ビタミン剤にも微量含まれることがあります。

安全性と注意点

医師のエルソン・M・ハース博士によれば、PABAは代謝や赤血球の機能をサポートしますが、1日8 gを超える高用量では重篤な副作用が報告されています。また、抗生物質のバクトリム(Bactrim)やセプトラ(Septra)を服用中の方はPABAの摂取を控えるべきです。

日焼け止めとしての利用

Natural Standardによると、PABAは紫外線B波(UVB)を吸収し、日焼け止めの主要成分として使用されます。紫外線による皮膚炎や皮膚がんのリスク低減に寄与します。

葉酸合成への関与

腸内細菌は食事中やサプリメントに含まれるPABAから葉酸を合成できます。そのため、パンやシリアルなどに添加される葉酸により、PABA欠乏が直接的に葉酸欠乏につながるケースは少ないと考えられます。

ペイロニー病への応用

PABAは陰茎に線維性プラークが蓄積して曲がりを生じるペイロニー病の治療研究で検討されています。『Der Urologe A』や『Tech Urol』、『Urologia International』の報告では、病勢の進行は抑制されたものの、既存のプラーク除去には効果が限定的でした。

膵機能不全の検査マーカー

National Standardは、PABAを用いた尿中排泄測定が膵臓の機能評価に利用できるとしています。尿中のPABA排泄量から膵臓の健康状態を推測します。

皮膚・髪への効果

PABAは毛髪の成長促進や白髪の色素回復に寄与すると報告されています。ビタミンE、葉酸、パントテン酸、ビオチンと組み合わせた「ヘアレストレーション」製品が市販されています。1946年の『British Medical Journal』と『Lancet』の研究では、白髪の色戻しに一定の成功例が示されました。アデル・デイビスは『Let's Get Well』で、イノシトール、葉酸、ビオチン、PABAの組み合わせでストレスや睡眠不足による抜け毛を改善したと述べています。

また、PABAはシワや老化サインの軽減にも利用されることがあります。

体臭の軽減

マウリーン・サラマンの『All Your Health Questions Answered Naturally』では、マグネシウム、亜鉛、PABA、ビタミンB6の組み合わせが体臭抑制に有効と紹介されています。『Daily Glow』は、PABA 100 mg、マグネシウム200〜500 mg、高濃度Bコンプレックス50 mg、ビタミンB6 100 mgを推奨しています(亜鉛の具体的な量は示されていません)。

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