アブシジン酸が豊富に含まれる食品とがん予防効果
アブシジン酸は植物ホルモンで、ほとんどの果物や野菜に含まれます。植物の正常な組織発育を助けるだけでなく、動物の細胞機能を健康に保つ働きがあることが分かっています。がん研究者で免疫療法の先駆者であるヴァージニア・リビングストン博士は、体内のアブシジン酸が不足するとがんリスクが高まることを明らかにし、アブシジン酸を多く含む食品ががん抑制効果を持つことを示しました。
主なアブシジン酸豊富な食品
りんご
「1日1個のりんごで医者いらず」ということわざは、単なる言い伝えではありません。りんごはアブシジン酸が高濃度で含まれ、さらに多くの植物化学物質が細胞の健康をサポートし、がん抑制に働きます。2009年に欧州がん予防ジャーナルに掲載された研究では、りんごを毎日食べることで大腸がんリスクが35%減少することが示されています。
アーティチョーク
3000年以上前から食べられているアーティチョークは、かつては催淫効果があると信じられていましたが、現在はがん抑制効果が注目されています。200件以上の科学論文で、乳がん・肝臓がん・前立腺がんなど複数のがんリスクを低減できることが報告されています。
にんじん
にんじんに含まれるアブシジン酸とβ・αカロテンの相乗効果により、さまざまながんリスク低減、血圧降下、視力維持に効果があるとされています。
亜麻仁(フラックスシード)
亜麻仁はアブシジン酸に加え、オメガ3・オメガ6脂肪酸を豊富に含みます。コレステロールや中性脂肪の低下、血糖値の調整、腸内環境の改善に寄与し、米国国立がん研究所でもがん抑制の有望な成分として注目されています。
さつまいも
さつまいもはアブシジン酸だけでなく、ビタミンB群、βカロテン、ビタミンEが豊富です。がんや心血管疾患のリスクを低減し、血糖コントロールにも役立ちます。
小麦草(ウィートグラス)
小麦草はアブシジン酸に加えて13種のビタミンと30種以上の酵素を含み、体をアルカリ化しデトックス効果や血中酸素量の増加が期待されます。アブシジン酸は小麦草ジュースの抗腫瘍効果の主要成分と考えられ、代替がん治療として研究が進められています。
