FDAの食品成分表示ルール

米国食品医薬品局(FDA)は、食品供給の安全性を確保するための法律制定や勧告を行っています。その業務の一つとして、食品メーカーや包装業者は食品の成分を表示し、新規成分についてはFDAの承認を得る必要があります。FDAは「米国で食品に添加されるすべての物質(Everything Added to Food in the United States)」というデータベースを保有し、3,000以上の食品成分が登録されています。

表示(Labeling)

FDAはすべての食品メーカーに、成分を「量の多い順」にラベルに記載することを義務付けています。最も多く含まれる成分が最初に記載され、残りは降順で並べられます。

「フレーバー」「スパイス」「人工香料」や「人工着色料」など、個々の成分名を記載しなくてもよい集合表記も認められています。野菜・ミネラル・動物由来など自然由来の成分は、認証の対象外です。認証が不要な着色料には、アナトー抽出物、乾燥ビーツ、カラメル、βカロテン、ブドウ皮エキスなどがあります。

アレルギー物質は、成分表に明確に記載しなければなりません。

添加物(Additives)

ラベルには、FD&Cブルー1(Blue 1)など、FDA認証を受けた着色添加物の名称を記載する必要があります。添加物は、温度や光による色の変化を防止したり、自然の色を強化したり、食品をより魅力的に見せるために使用されます。たとえば、コーラを茶色に、ミントアイスクリームを緑にするのは着色添加物の役割です。

新規の食品添加物や着色添加物を使用するには、FDAへ届出し承認を得る必要があります。承認審査では、添加物の特性、摂取量、健康への即時・長期的影響、安全余裕度(有害にならない摂取上限)などが評価されます。

間接添加物(Indirect Additives)

1999年以降、間接添加物は事前通知(premarket notification)による承認が必要です。例として、プラスチック包装材、ポリマー、缶のコーティング剤、シーラント、紙・紙板製造に使用される材料などがあります。

食品接触材料で、発がん性が示されていない、食品への技術的効果がない、環境への影響が小さい、または食事中濃度が極めて低いものは、食品添加物としての認定対象外となります。

継続的な検査(Continued Testing)

科学の進展に伴い、FDAは食品成分や添加物の安全基準を継続的に評価・更新しています。かつて承認されていた成分が安全でないと判断された場合や、摂取量が既定の安全レベルを超えると判断された場合は、使用禁止や新たな安全基準を策定するための研究が行われます。

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