テストステロンと亜鉛の関係とは?

現代では亜鉛欠乏が広く見られ、特にアスリートの約98%が不足していると報告されています。亜鉛が不足するとホルモンバランス、特にテストステロンの調整がうまくいかず、パフォーマンスや回復に悪影響を及ぼします。

亜鉛とは

亜鉛は必須ミネラルで、肉類、ナッツ、種子などたんぱく質が豊富な食品に多く含まれます。体内の300以上の代謝酵素に関与し、免疫機能やホルモン機能の維持にも重要です。

テストステロンとは

テストステロンは「男性ホルモン」と呼ばれ、筋肉量の増加や性欲・生殖能力の維持に関わります。テストステロンが低下すると筋肉の合成が阻害され、脂肪が蓄積しやすくなるほか、男性の妊孕力も低下します。

亜鉛がテストステロンに与える効果

適正な亜鉛レベルは、体内でテストステロンをエストロゲンに変換する酵素「アロマターゼ」の過剰活性を抑制します。アロマターゼが過剰になるとテストステロンが過剰にエストロゲンへ変わり、ホルモンバランスが崩れます。

さらに、亜鉛は黄体形成ホルモン(LH)や卵胞刺激ホルモン(FSH)の分泌をサポートし、これらがテストステロンの産生を促進します。

亜鉛欠乏の検査方法

テストステロンが低い場合、亜鉛不足の可能性が高いです。医師が行う「赤血球亜鉛検査」は、体内で利用可能な亜鉛量を正確に測定できます。

手軽な方法としては、硫酸亜鉛溶液の味覚テストがあります。金属的で不快な味がすぐに感じられれば亜鉛は十分、無味に近ければ不足と判断されます。

亜鉛を効率的に補う方法

亜鉛を含む食品を摂取することは基本ですが、欠乏を速やかに改善するにはサプリメントが有効です。吸収率の高い「亜鉛ピコリネート」は高用量で利用され、30 mg(1日あたり200%相当)を含む「ZMA」も人気です。

実践例として、食事と一緒に1日50 mgの亜鉛ピコリネートを1〜3回、就寝前は空腹時にZMAを1回摂取する方法があります。欠乏度が高いほど用量を増やし、正常範囲に戻ったら1日あたりの推奨摂取量(100〜200%)に調整してください。

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