料理への活用
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レモンとライムは、果汁や皮のすりおろし(ゼスト)として多くのレシピに欠かせません。ゼストは焼き菓子、プリン、米料理、サラダに風味を加え、リキュールの原料にもなります。
果汁はマリネに頻繁に使用されます。魚料理では、酸がアミンをアンモニウム塩に変えて臭みを抑え、旨味を引き立てます。肉料理では、コラーゲン繊維を加水分解し柔らかくします。また、果汁はリンゴやバナナ、アボカドなどの酸化酵素を失活させ、切った果物の変色や劣化を一時的に防止します。
スライスしたレモンやライムは、アルコールカクテル、紅茶、ミネラルウォーターなどの飲料に添える定番のガーニッシュです。レモネードやライムエードといったジュース飲料も人気です。
健康への効果
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レモンとライムはビタミンC、ビタミンB6、カリウム、葉酸、フラボノイド、そしてリモネンといったフィトケミカルを豊富に含みます。リモネンは発がん性物質を解毒する酵素の活性化を促します。ライムは希少なビタミンP(フラボノイド)と、手に入りやすいビタミンG(ビタミンB2)の優れた供給源でもあります。
これらの柑橘類は、ビタミンC欠乏症である壊血病の予防に歴史的に重要な役割を果たしてきました(通称「ライミー」)。また、黄疸、月経過多、胃潰瘍・十二指腸潰瘍の症状緩和にも有効とされています。
料理以外の利用法
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レモン・ライムのエキスや精油は、香水、洗剤、ワックスなどの工業製品に広く使用されます。アロマテラピー製品でも定番で、オハイオ州立大学の研究(2007年)では、柑橘系の香りが人の気分を向上させることが実証されています。
家庭内では、果汁が低pHで抗菌作用を持ち、キッチンの消臭や油汚れ・漂白剤のシミ除去に役立ちます。レモンオイル中のd-リモネンは、無毒の家庭用殺虫剤としても効果的です。果汁と重曹を組み合わせれば、銅製調理器具や銀食器のくすみを除去し、光沢を取り戻すことができます。また、髪の色を明るくする伝統的な手段としても利用されます。
アジアのいくつかの文化では、レモンとライムは宗教的・精神的な意味合いを持ちます。例えばインドでは、ライムはタントラの儀式で邪悪な霊を払うために用いられ、唐辛子と合わせて「邪眼」除けの護符が作られます。いくつかの武道では、エキスを目薬として使用すれば視力が向上すると教えられています。
