豆乳がもたらすコレステロール改善効果

米国心臓協会(AHA)は、総コレステロールが200 mg/dL 未満を健康な範囲と定義しています。最近コレステロール値が高いと診断された方や、血中コレステロールを管理したい方は、豆乳が効果的と聞くことがあるでしょう。豆乳は大豆から作られる飲料で、心臓に優しい食事の一部として広く推奨されていますが、コレステロールを下げる可能性については研究が進行中です。

総コレステロールの減少

豆乳に含まれる大豆タンパク質は、コレステロール低下効果が期待されています。米国食品医薬品局(FDA)は、1日あたり25 g の大豆タンパク質摂取を推奨しています。過去の研究では、大豆タンパク質の高摂取が悪玉コレステロール(LDL)を減らし、善玉コレステロール(HDL)を増やすと報告されましたが、AHA が最新の大規模調査で総コレステロールへの効果は 3 % 未満と結論付けたため、推奨は見直されています。現在も「大豆タンパク質を多く含む食事は総コレステロールを下げる可能性がある」とされています。

飽和脂肪酸とコレステロール摂取の低減

豆乳の最大の利点は、飽和脂肪酸がほとんど含まれない点です。ハーバード大学の研究によれば、飽和脂肪酸の摂取を減らすことがコレステロール低下に最も効果的です。全脂牛乳1カップ(約240 ml)には飽和脂肪酸が約5 g 含まれ、1日の推奨摂取量の約23 % を占めます。一方、豆乳は飽和脂肪酸がゼロです。さらに、低脂肪や無脂肪の牛乳は脂肪量は同程度でも、1カップあたり約5 g の食事性コレステロールが含まれますが、豆乳はコレステロールフリーです。

食物繊維

食物繊維の摂取増加は血中コレステロールを下げるとされています。AHA は、動物性食品より植物性食品を多く取ることを推奨しています。豆乳には少量の食物繊維が含まれ、1日3杯(約720 ml)で1日の食物繊維推奨量の約6 % を補給できます。対照的に、牛乳は食物繊維を全く含みません。

以上のように、豆乳は低飽和脂肪・コレステロールフリーで、適量の大豆タンパク質と食物繊維を摂取できるため、コレステロール管理に有用な飲料と言えます。

栄養 - 関連記事