ナイアシンアミドとは

ナイアシンアミド(別名ニコチンアミド)は、ビタミンB3(ナイアシン)の水溶性形態です。食事から得たエネルギーを体内で有効活用する働きをサポートし、皮膚の炎症抑制や老化防止にも効果があります。医師が処方することもあるナイアシン欠乏症(ペラグラ)の治療薬としても利用されます。

動物性食品に多く含まれる

動物性食品はナイアシンアミドの最も豊富な供給源です。特に以下の食品が高含有です。

  • 赤身肉(牛・羊のロースやヒレ)
  • レバー(牛・羊)
  • 鶏肉、七面鳥、豚肉、ウサギ肉
  • 魚介類(マグロ、ヒラメ)
  • 卵、乳製品(牛乳、チーズ)

野菜・穀物・種子からも摂取可能

植物性食品でも十分にナイアシンアミドを補えます。

  • トマト、ニンジン、ブロッコリー、カブ、ジャガイモ
  • 葉物野菜、ビート、タンポポの葉
  • 酵母(ビール酵母)や玄米などの穀物
  • ピーナッツ、松の実、ヒマワリ・ゴマの種子

スキンケア製品への応用

ナイアシンアミドは抗炎症作用があるため、化粧品や保湿剤に頻繁に配合されています。2005年のプロクター・アンド・ギャンブルの研究では、5%配合のナイアシンアミドが以下の効果を示しました。

  • シミや色素沈着の改善
  • 細かいシワや小ジワの減少
  • 肌のくすみ・黄ばみの軽減

サプリメントとしての利用

経口サプリとしても販売されており、医師がナイアシン欠乏症(ペラグラ)や高コレステロール治療中の副作用回避のために処方します。ナイアン酸と異なり、血中コレステロールに直接影響せず、顔面紅潮(フラッシュ)を起こさない点が利点です。

注意点・副作用

服用前に以下の点を医師に相談してください。

  • 肝臓疾患、糖尿病、低血圧、緑内障などの既往歴
  • 妊娠・授乳中の使用

一般的な副作用は胃部不快感、吐き気、下痢、頭痛、めまいです。稀に以下の重篤な症状が出た場合は直ちに受診してください。

  • 舌・唇・顔面のかゆみ・腫れ(アレルギー反応)
  • 黒色・血便、視力変化、心拍数の異常、筋肉痛