飢餓が血糖値に及ぼす影響
飢餓状態が続くと、体は約40日間生存可能ですが、最終的には神経エネルギー源として利用されるケトン体が蓄積し、血液が毒性を帯びます。血糖を供給できる唯一の組織である肝臓と腎臓は、血糖と脳機能を調整する内部プロセスを行います。
グリコーゲン貯蔵
- 飢餓開始から最初の2日間、肝臓はグリコーゲンを分解してグルコースに変換し、血流へ放出します。その後、グリコーゲンは枯渇します。
ホルモン
- 成長ホルモン、グルカゴン、アドレナリンなどのストレスホルモンが分泌され、肝臓と腎臓は筋肉からアミノ酸を抽出します。
糖新生(グルコノジェネシス)
- 肝臓から放出されるコルチゾールにより筋タンパク質の合成が抑制され、筋繊維からアミノ酸が取り出されます。肝臓は主にアラニンを、腎臓はグルタミンを利用してアミノ酸を分解し、グルコースを生成します。
重要性
- 飢餓時に糖新生は1日あたり約100gのグルコースを供給できます。アミノ酸からの変換は最初の1週間がピークです。血糖は通常3.5 mmol/L(ミリモル/リットル)程度に安定します。
機能
- 脳は主にグルコースをエネルギー源としますが、飢餓が2週間続くとケトン体が代替エネルギーとして利用されます。ケトン体が蓄積すると血液のpHが低下し、最終的に毒性を持つ状態になります。
