緑茶が炭水化物吸収に与える影響

中国では古くから健康や薬効が認められてきた緑茶ですが、西洋での人気は近年になって高まっています。近年の研究では、緑茶やその抽出物が白内障や癌など様々な疾患の予防・治療に有望であるだけでなく、体重管理にも多面的に作用することが明らかになっています。

緑茶と脂肪

すべての茶葉にはポリフェノール(カテキン)と呼ばれる抗酸化物質が含まれ、体内の有害物質を除去します。特に緑茶はポリフェノールが豊富で、脂肪の吸収を抑制し分解を促進する効果が報告されています。欧州栄養学ジャーナルの研究では、ポリフェノールを多く含む緑茶を1日3回摂取した被験者は、食事中の脂肪吸収が有意に低下したとされています。

緑茶と炭水化物

炭水化物吸収への影響を調べた研究は限られていますが、アメリカ臨床栄養学ジャーナルに掲載された研究では、緑茶抽出物が炭水化物と脂肪の吸収を阻害することが示されました。緑茶は黒茶の10〜15倍のポリフェノールを含むため、炭水化物吸収阻害効果は特に高いと考えられます。

緑茶と代謝

研究者は、緑茶抽出物が代謝を促進し、脂肪・炭水化物の吸収を抑えることを確認しています。ポリフェノールがノルエピネフリンというホルモンの産生を促進し、代謝が上がることで、運動量を増やさなくても脂肪が効率的に燃焼されると報告されています。

緑茶と糖尿病

緑茶に含まれる高い抗酸化作用は、糖尿病患者が抱える白内障や高血糖、神経障害などの合併症を引き起こす有害物質と闘うのに役立ちます。

長期的な効果

緑茶や緑茶抽出物を長期間摂取した際の効果を直接評価した研究はまだ不足していますが、アジアの伝統的な利用はその有効性を裏付けています。緑茶はビタミンC、B群、E、ポリサッカライド、アミノ酸を含み、ストレス軽減、免疫力向上、血糖低下、血管強化など多くの健康効果が期待されます。また、主要ポリフェノールであるEGCGは発がん物質の活性を阻害することが示されています。

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