炭酸飲料と骨疾患の関係

砂糖とカロリーが高く、栄養素がほとんど含まれない炭酸飲料は、肥満の原因としてよく指摘されますが、最近の研究では骨粗鬆症やその他の骨疾患のリスクを高めることも明らかになっています。特にコーラやカフェイン入りの炭酸飲料が骨量減少に関与していると考えられています。

骨粗鬆症

米国保健福祉省によると、骨粗鬆症は最も一般的な骨疾患で、50歳以上の米国人の1,000万人が罹患しています。さらに3,400万人が低骨量で、骨粗鬆症になるリスクが高い状態です。骨組織が劣化し、股関節、手首、脊椎などの骨が脆くなり、骨折しやすくなります。

リン酸

長らく炭酸飲料が骨喪失に関与すると考えられてきましたが、具体的なメカニズムは最近になって解明されつつあります。タフト大学の研究者は、コーラに含まれるリン酸が腸内でカルシウムと結合し、吸収を阻害すると指摘しています。実験では、1日12オンス(約350ml)のコーラを3杯以上飲む女性は、飲まない女性に比べて骨密度が2.3〜5.1%低いことが示されました。

カフェイン

メイヨークリニックは、カフェイン入り炭酸飲料が骨にさらなるダメージを与える可能性があると報告しています。カフェインがカルシウム吸収を妨げる理由ははっきりしていませんが、体内のカルシウム吸収能力を低下させると考えられています。また、カフェインは利尿作用があるため、尿量が増えてミネラルが失われやすくなります。

リスクの高い群

女性は男性に比べて炭酸飲料による骨喪失リスクが高いことが分かっています。タフト大学の研究では、女性の骨密度低下が顕著でしたが、男性では同様の結果は出ませんでした。ハーバード大学の調査でも、ティーンエイジャーの女子は1日2本の炭酸飲料だけで骨が弱くなることが示されています。

考慮すべき点

米国疾病予防管理センター(CDC)によれば、女性は20歳までに骨量の大半を獲得します。したがって、子ども時代から思春期にかけての骨形成期に炭酸飲料を控えることが重要です。カルシウムの推奨摂取量を確保し、体重を支える運動や筋力トーニングを行うことで、強い骨を作ることができます。

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