ビートルート(ビート)の特徴と効能

特徴

  • ビートルートはアマランサス科(Amaranthaceae)に属し、ホウレンソウと同じ科です。二年草または多年草として育ち、茎は1メートルから2メートルほど伸び、心形の葉は5センチから20センチの長さです。花は5枚の赤や緑の花弁を持つ穂状に咲きます。

  • 根は丸く紫赤色をしており、ベタレイン色素(ベタシアニンとベタキサンチン)によるものです。これらの色素は細胞液胞に蓄えられます。熟成が進むと色は濃くなり、食感は柔らかくなります。

用途

  • ビートルート全体が食用可能で、生食、加熱調理、ピクルスなど様々な形で食べられます。家畜の飼料としても利用されます。また、ベタニンという食用着色料の原料となり、トマトペーストやゼリー、シリアルなどの色付けに使われます。

栄養と健康効果

  • ビートルートはビタミンA・C、ビタミンB群(B1、B2、B3、B6)、鉄、マンガン、カルシウム、銅、リン、ナトリウム、カリウム、ヨウ素、ホウ素などを含み、硝酸塩も豊富です。コレステロールは含まれません。硝酸塩は血圧を下げる効果があり、心血管疾患の予防に役立つとされています。また、ベタレインは抗酸化作用や抗がん作用が期待されています。

注意点

  • 一部の人はビートルートを摂取すると尿が赤やピンクに変わる「ベトゥリア」(ビート尿)を経験します。これはベタシアニンが分解されずに排泄されるためで、健康に害はありません。

歴史

  • ビートルートの起源は地中海沿岸と考えられ、野生のシーベートがその祖先です。古代から栽培が始まり、バビロニアを経てアジアへと広がりました。

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