なぜナトリウムは私たちの食事にとって重要なのか

アイオワ大学病院・クリニックの栄養部門によると、アメリカ人は年間平均で約3ポンド(約1.4kg)ものナトリウムを食事から摂取しています。ほとんどは食塩(塩化ナトリウム)からですが、食塩以外にも微量のナトリウムは多くの食品に含まれています。本稿では、ナトリウムが私たちの健康にどのように関わっているかを解説します。

ナトリウムとは

ナトリウムは体内で血圧を調整する重要なミネラルであり、電解質として細胞外液の量をコントロールします。細胞内に水分を引き込む働きがあるため、体内の老廃物排出や水分バランスの維持に欠かせません。

ナトリウムの主な働き

適量のナトリウムは人体にとって必須です。ビタミン・栄養センターの情報によれば、ナトリウムは塩化物や重炭酸塩と協調して、体液や組織中の正負イオンバランスを保ちます。また、神経伝達や筋肉収縮、副腎の刺激にも関与しています。さらに、血中のカルシウムや他のミネラルを溶解状態に保ち、日射病(サンストローク)予防にも効果があるとされています。

ナトリウムの供給源

ナトリウムは自然食品にも含まれます。肉類、魚介類、乳製品、野菜などが代表的です。加工食品(ハム、ソーセージ、パストラミなど)にも保存料として使用されており、食卓の塩や料理用の塩にも豊富に含まれます。さらに、一般的な市販薬(アスピリンや制酸剤)にもナトリウムが含まれることがあります。

1日の推奨摂取量

ビタミン・栄養センターは、1日あたりの塩分は6グラム以下(約2,400mgのナトリウム、または小さじ1杯相当)としています。一方、アイオワ大学のデータでは、体が必要とするナトリウムは1日約500mgで、最大でも3,300mgまで安全に摂取できるとされています。

過剰・不足のリスク

ナトリウムは適量が重要です。過剰に摂取すると高血圧や足・足首・脚のむくみの原因となります。また、ナトリウムが多いとカルシウムの排泄が促進され、骨粗鬆症のリスクが高まります。逆に不足すると脱水症状を起こしやすくなります。

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