ココア豆がもたらす健康効果
ココア豆はチョコレートの原料であり、古代アステカやマヤ文明では水に豆を溶かし、バニラやチリ、香辛料と混ぜて飲まれていました。近年の研究で、ココア豆にフラバノールを含むポリフェノールやカテキンが豊富に含まれ、健康に有益な働きがあることが示されています。
健康効果
フラバノールは植物に含まれるフラボノイドの一種で、抗酸化作用があり血流を改善し、収縮期・拡張期血圧を下げる可能性があります。
カカオに含まれるフラバノールは炎症マーカーであるC反応性タンパク質(CRP)を低下させ、心血管疾患リスクを減少させると報告されています。
高濃度のマグネシウムはLDLコレステロールを抑制し、インスリン感受性を高め、2型糖尿病予防に寄与する可能性があります。
気分への影響
カカオ豆はフェニルエチルアミン(PEA)を含み、これは脳内のドーパミンやアドレナリンの分泌を促し、幸福感をもたらすとされています。シカゴのラッシュ大学の研究では、PEA欠乏がうつ症状と関連し、補充すると改善が見られました。
適切なチョコレートの選び方
健康効果を最大限に得るには、カカオ含有量の高いダークチョコレートを選びましょう。ミルクチョコレートやホワイトチョコレートはフラバノールが少なく、糖分と脂肪が多いため、摂取量を控えることが重要です。
サプリメントとしてカカオ抽出物を摂取する場合は、医師に相談してください。
研究が進む分野
エピカテキンはがん、糖尿病、心疾患の予防効果が期待され、ハーバード医学部の研究が進行中です。
ペンタメリックプロシアニジンは乳がん細胞の増殖抑制に関与する可能性が示唆され、ジョージタウン大学の研究で検討されています。
将来展望
米国がん研究協会などが資金提供する研究が活発で、フラバノール保持加工技術「CocoaPro」を開発したマース社などが、健康志向の新商品を市場に投入しようとしています。
