肌を守る緑茶抽出サプリメントの効果と活用法

新鮮なカメリア・シネンシス植物

米国国立がん研究所(NCI)は、緑茶が皮膚がんの予防や進行抑制に効果があるかを長年調査しています。緑茶はカメリア・シネンシスの葉を抽出したもので、錠剤やスキンケア製品に利用されています。

動物実験では、緑茶ががん細胞の増殖を抑える効果が確認されていますが、ヒトでの結果はまだ決定的ではありません。

ポリフェノールとカテキン

緑茶に含まれるポリフェノールは、細胞を傷つける活性酸素(フリーラジカル)を除去し、炎症を抑える働きがあります。疫学的調査では、緑茶摂取と特定疾患のリスク低減に相関が見られますが、因果関係は確立されていません。

紫外線そのものをブロックするわけではなく、紫外線が引き起こすフリーラジカルと炎症を抑えることで、肌の老化やシミ・シワの進行を遅らせます。

2005年の研究では、40名の中年女性を2群に分け、緑茶クリーム10%+口腔用緑茶抽出物300 mgを8週間投与した群は、プラセボ群に比べて皮膚の弾力性が有意に改善されました。

EGCG(エピガロカテキンガレート)

EGCGは緑茶に最も多く含まれるポリフェノールの一種で、口から摂取すると全身の皮膚に均一に保護効果をもたらします。2001年の米国皮膚科学会誌の研究では、EGCGを含むサプリメントを服用した被験者は、紫外線過剰曝露による皮膚がんリスクが低減したと報告されています。

緑茶の飲用とサプリメント

1日4〜6杯の緑茶を飲むか、ポリフェノール含有量90%の緑茶サプリメント(250〜400 mg)を摂取することで、皮膚がん予防効果が期待できます。どちらの方法でも、継続的な摂取が重要です。

緑茶と紅茶の比較

紅茶も発酵過程でポリフェノールが一部失われますが、緑茶は非発酵のためポリフェノールが豊富です。そのため、緑茶の方が皮膚がん予防に有効とされています。

1997年の国立がん研究所の報告では、EGCGががん細胞だけを自滅させ、正常な皮膚細胞には影響を与えないことが試験管内で確認されています。

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