ビフィドス(ビフィドバクテリア)の効果と役割

プロバイオティクスとは、腸内で生きている微生物で、消化機能の改善や腸内環境のバランス維持に役立ちます。その代表例がビフィドス(ビフィドバクテリア)です。米国では乳酸菌(Lactobacillus acidophilus)が主流ですが、欧州や日本ではビフィドスが主に利用されています。

ビフィドスは嫌気性の腸内細菌で、数百種ある腸内フローラの中でも特に多く存在します。株ごとに異なる健康効果が報告されており、以下に主な株とその特徴を紹介します。

Bifidus Regularis(ビフィドス・レギュラリス)

ダノンのアクティビアヨーグルトにのみ含まれる株です。消化管を通過して大腸まで生き残り、腸内環境を整える効果があります。便秘予防や免疫機能の向上にも寄与するとされています。

Bifidobacterium bifidum(ビフィドバクテリウム・ビフィダム)

腸だけでなく、乳汁、膣、口腔にも少量存在します。酵母感染症や尿路感染症の予防・治療、高コレステロール、下痢、虫歯、アレルギーなどに効果があると報告されています。サプリメントとしても入手可能です。

Bifidobacterium longum(ビフィドバクテリウム・ロングム)

新生児の腸内で最初に定着する株で、糖を乳酸に発酵させます。がんリスク低減、アレルギー症状の緩和、免疫力向上、カルシウム吸収促進、便秘改善など多岐にわたる健康効果があります。

Bifidobacterium infantis(ビフィドバクテリウム・インファンティス)

関節炎や炎症性腸疾患、潰瘍性大腸炎、1型糖尿病などの炎症を抑える効果が知られています。最近の研究では、過敏性腸症候群(IBS)の炎症症状緩和にも有望とされています。

Bifidobacterium lactis(ビフィドバクテリウム・ラクティス)

腸内に広く分布し、Bifidobacterium animalisと密接に関連しています。グルテン過敏症の緩和、がんリスク低減、消化機能全般の改善、免疫機能の強化に効果があるとされています。

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