低カリウム血症の症状と対処法
筋肉や神経系の細胞は、正常に機能するためにカリウムを必要とします。血液検査でカリウム濃度を測定し、低カリウム血症(hypokalemia)かどうかを判断します。Mayo Clinicによると、正常範囲は 3.6〜4.8 mEq/L です。2.5 mEq/L 未満になると緊急の医療処置が必要となり、逆に過剰でも健康に問題を引き起こすことがあります。
主な症状
脱力感・筋力低下
Merck社の情報によれば、カリウムが不足すると全身の脱力感が現れます。手足のしびれやチクチク感は、神経系の機能低下を示すサインでもあります。
倦怠感
Mayo Clinicは、低カリウムの人はすぐに疲れやすく、エネルギーが不足しがちだと報告しています。
筋肉の痙攣・けいれん
Penn State Milton S. Hershey Medical Centerによると、カリウム不足は筋肉の痙攣やひきつり、さらには一時的な麻痺を引き起こすことがあります。極端に低い場合、呼吸筋が麻痺し、緊急に点滴でカリウムを投与する必要があります。
便秘
Merck社は、カリウムが腸の蠕動を刺激し、正常な排便を促すと説明しています。下痢でカリウムが過剰に失われると、続いて便秘になることがあります。成人も乳幼児も、排便が不規則な場合は低カリウムのサインかもしれません。
不整脈
心臓の筋肉機能はカリウム濃度に強く依存しています。低カリウムは心拍の乱れ(不整脈)や動悸を引き起こし、場合によっては生命に関わる危険があります。医師は心電図(EKG)で電気活動を確認します。
頻尿
Merck社は、頻尿も低カリウムの症状の一つであり、逆に頻尿がカリウムのさらなる低下を招くことがあると指摘しています。
症状の重症度と対処
症状は軽度から重度まで幅があります。激しい運動や大量の発汗でカリウムが失われ、倦怠感が出ることがあります。スポーツドリンクなどで電解質を補給すれば改善しますが、動悸や筋力低下といった重篤な症状が現れた場合は、心停止の危険があるため点滴でカリウムを投与します。
低カリウムの疑いがあるときは、まず医師に相談し血液検査で濃度を確認してください。市販のカリウムサプリメントは自己判断で使用せず、必ず医師の指示を受けてから摂取しましょう。
