抗酸化力の宝庫
ミシガン州立大学の研究によると、チェリージュースは抗酸化物質が豊富で、1杯で野菜や果物23皿分に相当する抗酸化効果があります。がんや心血管疾患、脳卒中の予防に役立つとされ、アントシアニンという成分が炎症や疼痛の緩和にも寄与します。
種類と利用法
チェリーは大きく甘味系と酸味系に分かれます。甘い品種はビング、レイニア、ロイヤルアンなどで、生食や冷たいデザートに適しています。一方、モントモレンシーやモレロ、マラスカ、アマレッレといった酸味系はパイやジャムに利用され、抗酸化力が高いためジュースやサプリの原料として好まれます。
健康効果
抗酸化物質は体内の有害なフリーラジカルを抑制し、組織損傷やがんのリスクを低減します。新鮮な果物や野菜を十分に摂取しにくい人にとって、濃縮されたチェリージュースは手軽な抗酸化源となります。また、血中の尿酸値を下げる効果が報告されており、痛風予防にも期待されています。
歴史
チェリーはアジア、北米、ヨーロッパ原産の樹種で、紀元前72年にトルコからローマへ伝わり、ヨーロッパ全土に広がりました。北米では先住民がすでに野生のチェリーを利用しており、現在はトルコ、米国、イタリア、イラン、ロシア、シリア、スペイン、ウクライナ、ルーマニア、ギリシャなどで栽培されています。
料理での活用例
チェリージュースはゼリーやパイ、冷たいデザートのベースとして広く使われます。酸味の強いジュースは鴨肉や豚肉のソースにも合い、バーベキューソースに加えることもあります。さらに、コーラやレッドアイ・モヒートなどのアルコール・ノンアルコール飲料の風味付けにも利用されています。
チェリーリキュール
チェリージュースはリキュール製造にも欠かせません。キルシュヴァッサーやシェリーゼ・ア・ロ・ド・ヴィエ、イタリアのシエリジオロ、デンマークのヘーリングなどが代表例です。これらは単独で楽しむほか、シンガポールスリングなどのカクテルのミキサーとしても利用されます。
