高フルクトースコーンシロップの危険性

科学的根拠

高フルクトースコーンシロップ(HFCS)は、果物に含まれる果糖と、トウモロコシ由来のブドウ糖から構成されています。製造過程で果糖の割合が高くなるように調整されます。果物の場合、食物繊維が糖の吸収を遅らせるため問題になりにくいですが、HFCSが飲料や加工食品に添加されると、直接肝臓へ運ばれ、膵臓を経由しません。その結果、余分な糖は脂肪に変換され体内に蓄積されます。

影響

米国食品医薬品局(FDA)の元毒性学副局長であるダナ・フラヴィン博士によれば、果糖はブドウ糖ほど食欲抑制効果がなく、果糖が多く含まれる加工食品は満腹感を得にくく、体重増加や肥満につながります。HFCSは体内で通常の砂糖と同様に扱われず、満腹シグナルが出ないため過食を招きます。また、血糖値の急上昇とその後の急降下を繰り返すことで、糖分への欲求が増大し、糖尿病や高血圧、肥満のリスクが高まります。

考慮すべき点

HFCSの健康への影響に関する研究は進行中ですが、危険性は明らかです。多くの加工食品に甘味料と保存料として使用されており、12オンス(約355ml)のソーダ缶1本に含まれるHFCSは約13杯分の砂糖に相当します。1日で1本以上の炭酸飲料を飲む人は、血糖値の急上昇と肝臓への脂肪蓄積を招き、内臓脂肪が増えることで糖尿病リスクが上昇します。

将来への影響

1980年代以降、HFCSは従来の甘味料に取って代わり、米国の食生活に広く浸透しました。その結果、肥満率が急増し、2000年以降に生まれた子どもの3人に1人が糖尿病になると予測されています。HFCSの使用が減らなければ、糖尿病や肥満による平均寿命の短縮が世界的に進む恐れがあります。

予防・対策

HFCSの摂取を減らすことが最も効果的です。対策例は以下の通りです。
・新鮮な果物や野菜を中心に食べる
・食品ラベルを確認し、糖分が少ない商品を選ぶ
・HFCSを多く含む炭酸飲料やフルーツドリンク、ジュースは避ける
・自炊を増やし、加工食品の利用を減らす
・白米や白パンなど、加工度の高い炭水化物の摂取を控える
・加工食品やHFCSを多用する外食を減らす

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