ビタミンDは体内でどのように働くか
ビタミンD(カルシフェロール)は脂溶性ビタミンで、主に動物性脂肪に含まれます。ほかのビタミンと異なり、日光が皮膚に当たることで体内で合成されます。ビタミンDは特に子どもや高齢者の骨の成長・修復に不可欠です。
機能
ビタミンDは血中のカルシウムとリンの濃度を維持し、消化時の吸収を助けます。これにより骨の成長・維持、肝臓・腎臓の健康に寄与します。また、甲状腺機能や免疫系の働きにも関与しています。
特徴・代謝経路
体内で使用されるビタミンDの大部分は皮膚で合成されます。食事から摂取したビタミンDは胆汁の助けで腸から血流に吸収され、肝臓へ運ばれ貯蔵または利用されます。成人男性の1日あたりの推奨摂取量(RDA)は400 IUです。
種類
ビタミンDは魚の肝油、卵黄、バター、タラ肝油など限られた食品に含まれます。合成ビタミンDはサプリメントに含まれ、牛乳やシリアルなどに添加されることもあります。
注意点
ビタミンDは体内に蓄積しやすく、過剰摂取は中毒を引き起こす可能性があります。RDAの3~4倍以上の摂取は吐き気、過度の渇き、混乱、心拍リズム異常、倦怠感、頭痛などを引き起こすことがあります。また、ステロイドや一部の抗痙攣薬と相互作用することがあります。
考慮すべき点
スモッグ、曇り、冬季はビタミンDの生成を減少させます。ベジタリアン、母乳育児の乳児、日光にほとんど当たらない人、高齢者は欠乏リスクが高いです。欠乏はくる病(骨が柔らかくなる)や骨格変形を招くことがあります。
