ラップバンド手術の長所と短所
効果
ラップバンド手術の主な利点は、その効果の高さです。胃の上部に小さなポーチを作ることで、少量の食事で満腹感が得られます。満腹シグナルが働かない肥満患者は過食しがちですが、この手術により食事量が自然に減少します。多くの患者は手術後に体重が徐々に減少し、週に数ポンド、1年で50ポンド(約23kg)以上の減量が期待できます。
腹腔鏡手術
手術は腹腔鏡を用いた低侵襲で行われ、胃に大きな切開は不要です。シリコンバンドは小さな切開から胃の周りに配置されます。また、バンドは取り外しが可能で、合併症が出た場合は簡単に取り除くことができます。
その他の利点
ラップバンド手術は他の肥満手術に比べて重篤な合併症が少なく、睡眠時無呼吸症候群などの睡眠障害の改善や、全体的な覚醒度の向上が報告されています。体重減少に伴い自己肯定感が高まり、うつ症状が軽減されるケースも多く見られます。
制限事項
手術の対象となる患者は限られています。通常、BMIが35〜40以上の肥満者で、かつ食事療法や運動などの減量努力を一定期間行ったことが条件となります。
合併症リスク
ラップバンドは比較的安全ですが、バンドが正しく胃に固定されない、または滑脱するリスクがあります。バンドが胃壁に摩擦を起こすと炎症や潰瘍が生じ、最悪の場合は胃組織を侵食して深刻な問題になることがあります。
