運動中に直腸出血が起こることはあるのか?
運動といえば「痛みなくして得るものはない」という格言がありますが、直腸出血のような不快な症状も運動中に起こり得ます。原因を把握し、予防策を取ることで簡単に対処できます。以下は、運動中・運動後の直腸出血を防ぐために避けるべきポイントです。
痔核(じかく)
ウェイトトレーニングや体重移動により、肛門・直腸の血管が刺激されると出血することがあります。痔核による出血は暗赤色になることが多いです。正しい体重移動の方法や、使用する重量を減らすことで予防できます。
持ち上げ動作(リフティング)
不適切なリフティングは、痔核だけでなく肛門・直腸の敏感な皮膚を裂く原因にもなります。ウェイトだけでなく、シットアップやプッシュアップ、クランチなど自重トレーニングでも正しい姿勢を保ちましょう。
締め付ける服装
タイトな下着やスウェットパンツ、ショートパンツは直腸の皮膚を刺激し、少量の出血を引き起こすことがあります。運動後に便やトイレットペーパーに血が付着している場合は、サイズの大きいものに変えてみてください。
サプリメント
ビタミンやミネラルなどの高濃度サプリは便秘を招くことがあります。便秘による排便時の力みが痔核を悪化させ、出血につながります。十分な水分摂取とバランスの良い食事で便秘を防ぎ、必要なら短期間の下剤や浣腸を利用してください。
基礎疾患
痔核、過敏性腸症候群、潰瘍性大腸炎、クローン病などの消化器系疾患は、激しい運動で症状が悪化し直腸出血を起こすことがあります。普段通りの治療を継続しつつ、運動は無理のない範囲で行いましょう。
治療法
出血が続く場合は、痔核用の軟膏や坐剤を排便後に数日間使用し、湿ったトイレットペーパーで拭くと症状が和らぎます。1週間以上出血が止まらない場合は、医師の診察を受けてください。
