運動を始めてから体重が減り始めるまでの期間は?
運動はカロリーを消費し、カロリー消費は体重減少に役立ちます。多くの人がジムに通い減量を期待しますが、体重計の数字が変わらないことがあります。体重が減り始めるまでに何週間かかるかは、運動量、強度、種類、食事内容など様々な要因で決まります。
体重減少の基本
体重を減らす基本は、消費カロリーより摂取カロリーが少ないことです。運動はカロリー消費に貢献しますが、それだけでは不十分です。例えば、1日300kcalのウォーキングで消費しても、350kcalのアイスクリームを食べれば、むしろ体重が増える可能性があります。運動とカロリー管理を組み合わせることで減量が可能です。1日300kcalを消費し、さらに食事で200kcal減らせば、1日500kcalの赤字、1週間で約3500kcal(約0.45kg)の減少が見込めます。適切に管理すれば、開始から1週間程度で体重変化を実感できることもあります。
頻度
運動は何でも効果がありますが、一定の強度と時間が減量に効果的です。米国スポーツ医学会は、週に250分以上の中強度有酸素運動が顕著な減量につながると報告しています。中強度は、速歩、プールでのラップ泳ぎ、平坦な道でのサイクリングなどです。体重維持に成功した4,000人以上の参加者が所属する「National Weight Control Registry」では、1日60〜90分の運動が一般的です。逆に、週5回30分の低強度運動だけでは、体重変化が見えるまでに数か月かかることがあります。
強度
高強度で1回あたり400kcal以上消費すると、減量が速くなるという研究があります(2008年「Medicine and Science in Sports and Exercise」)。乳酸閾値を超える、主観的努力度で約16/20の強度でトレーニングした参加者は、同じカロリー消費でも低強度のグループより、特に腹部の脂肪が多く減少しました。走る、スプリントする、ステーショナリーバイクで高負荷スプリントするなど、強度を上げる方法を選びましょう。
筋力トレーニング
有酸素運動ほどカロリーは消費しませんが、筋力トレーニングも減量に寄与します。筋肉は安静時に脂肪より多くエネルギーを消費するため、基礎代謝が上がります。効果は徐々に現れ、初心者は数週間で筋肉が増えやすく、経験者は変化が遅くなります。筋肉は脂肪より重いため、体脂肪が減っても体重が増えることがあります。そのため、体脂肪率測定や服のフィット感で進捗を評価すると良いでしょう。トレーニング内容と開始体重により、2週間程度で変化を感じる場合もあれば、4〜12週間かかることもあります。
以上のポイントを組み合わせ、継続的に実践すれば、数週間から数か月で体重減少が実感できるでしょう。
