減量と低ナトリウム食
ナトリウムについて
ナトリウムは塩のことです。適切な健康維持に必要な栄養素ですが、過度に摂取しすぎると脱水や低血圧、筋肉痙攣などの副作用が出ます。米国心臓協会は、1日あたり最低でも400 mg、上限は2,300 mg未満の摂取を推奨しています。
ナトリウムと体内の水分
ナトリウムを多く摂ると、腎臓が負担を受け、血液を薄めるために余分な水分を保持します。その結果、数ポンド(約2 kg)もの「無視できない」水分が体内に蓄えられることがあります。
減量への影響
低ナトリウム食は短期間で結果が出やすいです。体が余分な水分を保持する必要がなくなると、すぐに尿として排出されます。そのため、ダイエット開始直後にトイレの回数が増えることがあります。しかし、体重計の数字が下がっても、実際に減っているのは脂肪ではなく水分であることが多く、偽の達成感に陥りがちです。
メリット
たとえ体重減少が水分の減少であっても、食事中のナトリウムを抑えることは健康面で大きな利点があります。1日約1,000 mg前後の低ナトリウム摂取は高血圧のコントロールや心臓病リスクの低減に役立ちます。具体的には、塩分無添加の新鮮または冷凍食品を選び、無塩のナッツを食べ、料理に意図的に塩を加えない、低脂肪の食材を選ぶといった工夫が有効です。
留意点
体重減少の種類を正しく理解すれば、ダイエット目標を現実的に設定でき、ナトリウムが果たす役割も把握できます。たとえば、1週間で10ポンド(約4.5 kg)の減量を謳う「奇跡のダイエット」については、そのうちどれだけが実際の脂肪で、どれだけが水分かを自問しましょう。低ナトリウムと減量の関係を知っていれば、過大な主張に騙されることはありません。
