急速な減量がもたらす副作用とリスク

体脂肪1ポンドは約3,500kcalで、減量するにはこのカロリーを燃焼させるか食事から除く必要があります。一般的に健康的な減量は1〜2ポンド(約0.5〜1kg)/週が目安です。しかし、短期間で大幅な減量を謳うダイエットは、実現は不可能ではないものの、深刻な副作用を伴うことが多いです。

筋肉の減少

極端にカロリーを制限したり、液体だけの食事を続けると、体はエネルギー源として筋肉を分解します。脂肪はエネルギーとしての効率が低く、最後の備蓄とみなされるため、まず筋肉が消費されます。筋肉が減ると基礎代謝が低下し、減量後に普通の食事に戻した際に体重が戻りやすくなります。また、引き締まらない「スキニーファット」な見た目になることもあります。

たるみ肌

皮膚はある程度伸縮性がありますが、急激な体重変化に追随できず、余った皮膚がたるんでしまいます。特に腹部や腕で目立ち、重度の場合は形成外科的な手術が必要になることがあります。

脱水症状

筋肉は水分を多く含むため、筋肉が失われると体内の水分保持量も減少します。減量中に水分摂取を制限すると、めまい、倦怠感、腎臓結石、下痢や嘔吐などの症状が出やすくなります。

胆石のリスク

急激な減量や長期間の断食は胆汁中のコレステロールと胆汁酸のバランスを崩し、胆石ができやすくなります。胆石は腹部上部や背中、肩甲骨間に激しい痛みを引き起こし、場合によっては手術が必要です。

抜け毛

低カロリーダイエットや液体食、極端なカロリー制限(1日800kcal未満)ではたんぱく質摂取が不足しがちです。たんぱく質は髪の健康維持に不可欠で、供給が不足すると髪がもろくなり、抜け毛が進行します。

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