抗酸化剤と減量
減量と脂肪
減量の主な目的は体内の脂肪量を減らすことです。脂肪は健康な体の機能に不可欠で、必須脂肪と貯蔵脂肪の2種類があります。必須脂肪は生殖やその他の生理機能に必要で、貯蔵脂肪は臓器を保護する役割を果たします。脂肪は脂肪組織に蓄えられ、脂質として栄養素をエネルギーに変換します。
減量が体に与える影響
脂肪細胞は消化過程で生じる毒素を蓄える機能も持ちます。そのため、体脂肪が減少すると体内の毒素濃度が上昇し、肝臓に余計な負担がかかります。また、脂肪分解に伴い活性酸素(フリーラジカル)が放出され、細胞やタンパク質、DNAに損傷を与える酸化反応が起こります。
酸化の影響
フリーラジカルは不安定な原子で、安定化するために体内の電子を奪います。この過程で新たなフリーラジカルが生成され、連鎖的に酸化が進行します。体は自ら抗酸化物質を産生し、この連鎖反応を断ち切り、フリーラジカルの生成を抑制しようとします。
減量と栄養素の喪失
減量に伴い、ビタミン、ミネラル、カロテノイド、ポリフェノールといった健康に必要な栄養素も同時に失われやすくなります。研究によると、特定のビタミン・ミネラルサプリは抗酸化作用が高く、栄養補給と酸化からの保護を同時に提供できる可能性があります。また、カロテノイドは眼の黄斑色素密度を高めるなど、特定部位の細胞の健康維持に寄与すると報告されています。
その他の情報
米国食品医薬品局(FDA)は、抗酸化剤の健康効果について正式な承認を出していません。国立がん研究所誌によれば、一部のがん専門医は抗酸化サプリががん治療の効果を阻害する可能性を指摘しています。現時点では、抗酸化剤の摂取に関する肯定的・否定的な主張のいずれも、決定的なエビデンスは得られていません。
