バルク食品における塩化カルシウムの活用
塩化カルシウムは、食塩(塩化ナトリウム)と同様に塩の一種です。その吸湿性から道路の砂ぼこり抑制や除氷、アクアリウムの水質調整、食品の保存などに広く利用されています。食品メーカーは、バルク(大量)食品に塩化カルシウムを添加することで、食感を保ちつつカルシウム補給も行っています。
ピクルス
大量生産されたピクルスは、加工・輸送過程で柔らかくなりやすいです。そこで、塩化ナトリウムと併せて0.5%の塩化カルシウムを含むブラインにキュウリを浸すと、軟化を抑制できます。最終的なピクルスやレリッシュに含まれる塩化カルシウムは約0.2%です。
リンゴ
カルシウムが不足した環境で育ったリンゴは、円形の組織損傷であるコルクスポットや苦い種子(ビターピット)を発生させやすくなります。製造段階でリンゴを3〜8%の塩化カルシウム溶液に浸すことで、これらの症状を防止できます。
サクランボとオリーブ
サクランボやオリーブは、ブラインやバルク包装の過程で硬さが失われがちです。塩化カルシウム溶液でのブラインは軟化を遅らせます。サクランボには2.5〜4%の濃度、オリーブには0.5〜1%の濃度が推奨されます。
