水素化油の危険性とは?
コレステロールへの影響
マーガリンやショートニングなどの水素化油を含む食品では、化学的に水素が付加される過程でトランス脂肪酸が生成されます。トランス脂肪酸を多く摂取すると、悪玉LDLコレステロールが増え、善玉HDLコレステロールが減少します。結果として動脈硬化が進行し、冠動脈疾患や脳卒中のリスクが高まります。
体重増加
クラッカー、ペストリー、クッキー、ケーキなど多くの加工食品に水素化油が使用されています。水素化油は消化が難しく、体内にトランス脂肪が蓄積しやすいです。そのため過剰に摂取すると体重が増加し、肥満につながります。肥満は糖尿病、脳卒中、心疾患の主要な危険因子です。
現在では、飽和脂肪よりもトランス脂肪の方が健康への影響が大きいと認識されています。米国心臓協会は、一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸を最も健康的な脂肪として推奨しています。
糖尿病
水素化油を多く含む食事は、2型糖尿病のリスクを高めます。インスリンは血糖をエネルギーに変えるために不可欠ですが、肥満やトランス脂肪の摂取によりインスリン抵抗性が増すと、血糖が高止まりしやすくなります。結果として血管障害が進行し、循環不全、脳卒中、心疾患が引き起こされます。
まとめ
水素化油は保存性が高く調理に便利ですが、トランス脂肪酸を多く含むため、コレステロール上昇、体重増加、2型糖尿病などの健康リスクが指摘されています。可能な限りトランス脂肪を含まない食品を選び、一価・多価不飽和脂肪酸を中心としたバランスの良い食事を心がけましょう。
