リジン(必須アミノ酸)の効果と活用法
機能
リジン(L-リジン、アミノ酸K)は必須アミノ酸で、タンパク質の構成要素として筋肉の成長や組織修復を促進します。また、カルシウムの吸収促進、ホルモンや酵素、免疫抗体の生成にも関与します。
リジン欠乏
体内ではリジンを貯蔵できず、食事から定期的に補給する必要があります。リジンが不足すると、ビタミンB3(ナイアシン)の枯渇を招き、血管拡張、疲労、めまい、吐き気、食欲不振、貧血、腎結石などの症状が現れます。
ペラグラ(ナイアシン欠乏症)
ペラグラは「3D(皮膚炎・下痢・認知症)」で知られる致死性の栄養欠乏症です。トウモロコシ中心の食事はリジンとナイアシンが不足しやすく、ナッツや魚、豆類を加えるか、石灰水で調理することで予防できます。
ヘルペス予防
リジンとアルギニンは筋肉組織の構築に共に関与しますが、ヘルペスウイルスはアルギニンを利用して増殖します。細胞内にリジンが多く蓄えられるとアルギニンの取り込みが抑制され、ウイルスの増殖が阻害されます。
その他の可能性
リジンは単独、あるいはイブプロフェンなどの抗炎症薬と併用することで、疼痛緩和に有望な効果を示すことがあります。
使用上の注意
ヘルペス発症時に1日10g程度のリジンを摂取することがありますが、高用量は吐き気、腹部痙攣、下痢を引き起こすことがあります。1回の摂取量を分割すれば副作用は軽減できます。牛乳と同時に摂取しないでください。
妊娠中・授乳中の方、コレステロールや心疾患を持つ方は医師に相談してください。2歳未満の子どもは小児科医の指導なしに使用しないでください。1日10〜30gの過剰摂取は、ゲンタマイシン、ネオマイシン、ストレプトマイシンなどの抗生物質の毒性を高める可能性があります。
