タピオカの栄養価とは?

タピオカは、南米原産のキャッサバという低木の根から抽出されるデンプンです。主に食品の増粘剤として使用され、タピオカプリンの材料として広く知られています。味はほとんどなく、単体での栄養価は低いです。

語源

「タピオカ」という語は、ブラジルの先住民族ツピ語で「tipi'oca」と表記されます。tiは「ジュース」、pyaは「心臓」、ocaは「取り除く」を意味し、根の心臓部とジュースを取り除く工程から名付けられました。

製造過程

収穫した根の果肉を煮沸し、シアン化合物の毒素を除去します。その後、乾燥や粉砕などの加工を経て、さまざまな形態に変化します。

種類

タピオカは、パール、フレーク、粉末、スティックの4形態で販売されています。パールはタピオカプリンに使用され、フレークや粉末は増粘剤として溶け込むため目立ちません。多くは無色ですが、品種や製造元を示すために着色されたものもあります。

主な利用法

タピオカはプリンやゼリー、スープの増粘に頻繁に使われます。また、医薬品の錠剤の結合剤や自然塗料の増粘剤としても利用されます。スティック状に加工したものは揚げてスナックにしたり、発酵させて軽いアルコール飲料にしたりします。南米やアフリカの多くの国でデザートとして親しまれています。

栄養価

グルテンもたんぱく質も含まず、栄養価は低いです。デンプンであるため主に炭水化物で構成されています。乾燥タピオカ100gあたりの栄養は、カロリー153kcal、脂質0.4g、炭水化物10g、たんぱく質0.2gです。揚げたタピオカチップになると、カロリーは490kcal、脂質24g、炭水化物66g、たんぱく質2gに上昇します。

考慮すべき点

単体では栄養価が低いですが、果物や低カロリーのスープに加えることで、全体の栄養価は大きく向上します。タピオカは用途が広く、さまざまな料理に応用できます。

注意事項

タピオカの抽出過程で残留するシアン化合物が原因で、過剰に摂取すると「コンゾ」や「マタカッサ」と呼ばれる麻痺性疾患を引き起こす恐れがあります。また、デンプンなので糖尿病患者は血糖値の上昇に注意が必要です。

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