ビタミンCの効果と必要性について
ビタミンCが必要な理由
ビタミンCは強力な抗酸化作用を持ち、骨や血管、皮膚の形成・維持を助けます。また、免疫機能をサポートし、心血管疾患のリスク低減やLDLコレステロールの低下、鉄の吸収促進、壊血病の予防に寄与します。さらに、特定のがん予防、風邪の症状期間短縮、白内障の予防効果が示唆されています。
ビタミンC欠乏症の症状
欠乏すると歯茎からの出血、貧血、感染症の罹りやすさ、創傷治癒遅延、筋肉の弱さや疼痛、倦怠感、下肢の皮疹などが現れます。重度の場合は壊血病を発症し、歴史的には乾燥・塩漬けの食事だけで生活した航海者が罹患しました。
推奨摂取量
成人男性(19歳以上)は1日90 mg、成人女性は75 mgが目安です。妊娠中の女性は85 mg、授乳中は120 mgが必要です。子どもの場合、1〜3歳は15 mg、4〜8歳は25 mg、9〜13歳は45 mg、14〜18歳の男子は75 mg、女子は65 mgが推奨されます。
上限は2,000 mgです。過剰摂取は頭痛、胃部不快感、頻尿を引き起こすことがあります。腎結石の既往がある人は特に注意が必要です。
サプリメントの活用
果物や野菜中心の食事をしていればサプリは不要です。食事だけで十分な量を摂取できない場合は、サプリメントで補うことができます。ビタミンCは風邪の期間を短くする可能性がありますが、予防効果は期待できません。
食品に含まれるビタミンC
加工食品ではビタミンC添加のジュースやシリアルがありますが、ラベルで確認しましょう。熱に弱いため、野菜や果物はできるだけ生で、または短時間・少量の水で調理すると効果的です。ビタミンCが豊富な野菜は赤・黄パプリカ、ジャガイモ、葉物野菜、ブロッコリー、キャベツ、カリフラワーです。果物はメロン、キウイ、柑橘類、ベリー類、リンゴ、パパイヤが挙げられます。強化食品としては一部のパンや穀物、シリアルにも含まれています。
摂取時の注意点
腎結石の既往がある人は過剰摂取を避けましょう。また、アセトアミノフェン、アルミニウムを含む制酸薬、アスピリン、ワルファリンなどの薬剤はビタミンCと相互作用することがあります。ニコチン置換療法、経口避妊薬、テトラサイクリン系抗生物質、バルビツール酸系薬剤の効果にも影響を与える可能性があります。
