脂肪酸はどのようにクエン酸回路に取り込まれるのか

クエン酸回路(クレブス回路)とは

クエン酸回路(クレブス回路)は、細胞が生存するために必要な原料とエネルギーを生成する一連の化学反応です。回路の出発点は、アセチルCoA(酢酸酢素A)という分子です。

脂肪酸の概要

食事から摂取する脂肪(トリグリセリド)は、3つの脂肪酸が結合した構造です。脂肪酸はβ酸化というプロセスで分解され、脂肪酸アシルCoAとアセチルCoAに変換されます。これらはクエン酸回路の出発点となります。

脂肪酸のβ酸化

β酸化は4段階の反応から成り、1分子の脂肪酸から2炭素短い脂肪酸アシルCoAと1分子のアセチルCoAが生成されます。この過程は、脂肪酸アシルCoAが完全にアセチルCoAへと分解されるまで繰り返されます。

アセチルCoAの役割

アセチルCoAは脂肪酸、炭水化物、アミノ酸の分解産物です。クエン酸回路の第一段階で、アセチルCoAはオキサロ酢酸と結合してクエン酸(シトレート)を形成します。

豆知識

脂肪は糖よりも効率的なエネルギー源です。同じ質量のグリコーゲン(糖の貯蔵形態)に比べ、脂肪酸のクエン酸回路での分解は約6倍のエネルギーを産生します。

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