心臓と腎臓の疾患を抱える患者向け食事ガイド
心臓疾患と腎臓疾患は密接に関係しています。米国腎臓患者協会によると、2009年時点で慢性腎臓病患者は心臓病になるリスクが、腎臓病でない人に比べて最大20倍と報告されています。したがって、両方の状態に対応できる食事は、患者の健康維持に欠かせません。
脂肪
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過剰な脂肪は避けましょう。脂質生化学の専門家であるメアリー・エニグ博士は、飽和脂肪は腎臓のエネルギー源やクッション材として利用されるものの、特にトランス脂肪酸の多量摂取は動脈にプラークを形成し、血圧上昇や心疾患リスクを高めると指摘しています。
米国腎臓患者協会は、総エネルギーの35%までを脂肪とし、そのうち飽和脂肪10%、多価不飽和脂肪10%、一価不飽和脂肪15%に抑えることを推奨しています。具体的には、赤肉や乳製品を減らし、ひまわりの種や魚介類を増やすと良いでしょう。調理やドレッシングにはバターの代わりに植物油、オリーブ油、ピーナッツ油を使用してください。
タンパク質
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タンパク質は新しい細胞の生成に不可欠で、筋肉である心臓も主にタンパク質で構成されています。腎臓機能が低下し透析を受けている場合、透析時にタンパク質が失われやすくなるため、通常より多めに摂取する必要があります。
サプリメントとミネラル
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塩分は腎臓・心臓患者にとって有害です。血圧を上昇させ、体内に水分が滞留すると心臓に負担がかかります。また、腎臓からの尿量が減少し、腎機能低下を招きます。したがって、塩分摂取はできるだけ控えましょう。食物繊維が豊富で自然利尿作用のある低脂肪食品(例:アスパラガス)を積極的に取り入れると、余分な水分の排出を助けます。
さらに、リンとカリウムの過剰摂取も注意が必要です。腎機能が低下するとこれらのミネラルを十分に排泄できず、心臓に悪影響を及ぼします。乳製品の摂取量を管理し、リン・カリウムが多い食品は控えめにしましょう。
透析や利尿剤は体内の重要なミネラルや栄養素を失わせるため、医師と相談の上でサプリメントの使用を検討してください。バランスの取れた多様な食材を選ぶことで、サプリメントへの依存を減らすことができます。
